2003年5月3日(土)
玉縄みどりの観察会
鎌倉市玉縄地区

生命の季節、春です。暖かくなって植物はいっせいに芽吹きます。花をつけるもの、実がなっているもの、野原は目にも鮮やかです。虫たちも活動し始めました。さあ、一緒に探検しましょう。
玉縄は大船駅からほんの5分くらいの鎌倉市と横浜市の境目でみどり豊な土地です。小さな森と、畑があります。今日はこの季節の野の植物を、植物に詳しい川原さんと歩いて観察します。小学校高学年児を先頭に、未就園児を中ほどにはさんで探検隊が出発します。
へびいちご、かたばみ、あざみ、ヤエムグラ、こばんそう、ヒメジョオン。なじみの花の中に実を付けたものもあります。珍しい形の小判草は子どもたちの宝物になります。ジャガイモの花を見つけました。普段八百屋さんの店先で実は見ることが多いけど、花を見るのは珍しい。
同じ植物でも朝と昼過ぎでは様子が違うものもあります。夜は花がとじるタンポポは、朝から花を開きます。朝方花が下にむいていたヒメジョオンも、昼には花を上に挙げます。
植物を使って工作をします。カラスノエンドウのさやを使って笛を作ります。昼顔は指輪になりました。つるを使ったり、さやを使ったり、花を使ったり。蝶を採ったり。そんなことで植物や昆虫の性質を少しづつ学んでいきます。
公園で、今日見た植物、昆虫のことをふり返ります。こんな場所にはこんな形の花があったよ、垂れ下がるつるはこんなことにも使えたね。ここにある木のなが〜い葉っぱで工作したよ。
小さな植物にも名前があり、性格があることを感じられる一日でした。
玉縄で5月に見られる野草をまとめました。→こちら
 ↑ いろんな年齢の子どもたちが探検に出発!  ↑ さっそくヘビイチゴみーつけた! キレイでしょ。
 ↑ 道端の野草の花でも子どもには宝物。  ↑ 小判草はふしぎなかたち。
 ↑ ヒメジョオンは昼になると花が上に向く。これ、朝と昼の両方。  ↑ 工作をしよう。カラスノエンドウの笛だよ。
 ↑ 昼顔の指輪、ゴ〜ジャスマダムよ。  ↑ 葉っぱのひげをつけて、ヒゲオヤジ。
 ↑ つつじの蜜を吸いながら、今日のふり返り。


集合場所
鎌倉市玉縄 横浜市長尾台付近
時 間
9時集合 解散12時10分
持ち物
・ はきやすいスニーカー
・ 網、ビニールなど採取用具
・ 観察用のプラスチック水槽など

・ タオル、着替え、履き替えの靴(時々どろどろになる)
・ 飲み物、あまいあめなど体温調節と水分補給できるもの。
・ 長袖や帽子など、日光対策
・ 傷テープ、薬品、洗い水などのケガ対策も
・ 図鑑、フィールドノート、筆記用具など
内 容
 9:00 オリエンテーション 参加にあたっての注意、今日のプログラムの説明
 9:15 自己紹介、隊列きめ。
 9:40 「探検隊」出発!
 10:40 一度止まって、観察、工作、説明。生き物は元の場所に返そう〜
 11:30 公園へ到着
 11:40 今日の成果発表、川原さんのお話

玉縄の野草図鑑へ


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